
こんにちは!
前回は、修理を依頼してからお渡しまでの7ステップを詳しくご紹介しました。今回は予告どおり、「DIY板金」と「プロによる板金修理」を比べながら、どちらが自分に合っているのか見極めるポイントをお届けします。初めて板金を触ろうと思っている方も、セルフリペア経験者の方も、ぜひ参考にしてください。
基本ツール
サンドペーパー、パテ、プラサフ、タッチアップペン or スプレー塗料 など。
作業の流れ(超ざっくり)
サビや塗装はがれを削る
パテで整形
下地(プラサフ)を吹く
カラー塗装 → クリア塗装
乾燥後に研磨・仕上げ
コストを抑えられる
部材だけなら数千円~1万円程度で揃うことも。
時間を自分のペースで調整できる
休日に少しずつ進めたい人には楽しいDIY作業。
“自分で直した” 達成感
趣味として楽しめる・車への愛着が深まる。
リスク | 詳細 |
---|---|
色ムラ・ツヤ不足 | 純正色の再現が難しく、塗装ブースがないとホコリも付きやすい |
強度不足 | パテの厚盛りや乾燥不足で、後から割れたり浮いたりする可能性 |
作業時間の長期化 | 乾燥や研磨工程が増えると、丸1日~数日かかることも |
再修理コスト増 | 仕上がりに不満⇒結局プロへ依頼…最初から二度手間に |
色合わせのクオリティ
カラーコード+調色経験で“ほぼ完璧”な色再現。
耐久性と保証
高温ブース硬化&最終研磨でツヤ・耐候性が段違い。
短期間で仕上がる
軽度損傷なら1~3日ほど。代車も用意できて安心。
保険対応や書類作成も代行
煩雑な手続きを丸投げできるのでラク。
こんな人はDIY向き
5cm以下の小キズで、色ムラが多少出ても気にならない
塗装ブース代わりになる風の少ないガレージ環境がある
作業を楽しめる&多少の失敗も“勉強”と思える性格
こんな人はプロ向き
パール・3コートなど難しい色、広範囲のへこみがある
仕上がりの美しさや将来のリセールバリューを重視
休日を作業ではなくドライブや家族サービスに充てたい
DIYで下地作り → プロで最終塗装
ある程度自分でパテ整形まで済ませ、色合わせとクリア塗装だけプロに任せる方法。
細部のタッチアップはDIY → 大きなパネルはプロ
ドアエッジの飛び石キズは自分で、フェンダーのへこみはプロへ、など使い分けもアリ。
優先したいこと | おすすめ |
---|---|
とにかく安さ | 軽度ならDIYにチャレンジ |
仕上がり・耐久性 | プロ修理一択 |
作業を楽しむ | DIY or ハイブリッド |
時間を節約 | プロ修理 |
「少しのキズを自分で直す楽しみ」も、「プロならではの完璧な仕上がり」もどちらも魅力があります。“あとで後悔しないか?”を基準に、あなたに合った方法を選んでみてください!
次回は、「板金修理後のコーティング&洗車テク」にフォーカスします。せっかく直したボディを長持ちさせる秘訣を、プロの目線でご紹介予定です。お楽しみに!